「そのとき」をどう判断するか
この問いに答えられる数字はひとつもありませんが、いくつかの視点が助けになります。
- 5つの基本:食べられる、飲める、歩ける、安らかに眠れる、痛みがない。このうち3つ以上ができなくなったら、話し合うときです。
- 良い日と悪い日:カレンダーに毎日、良い日だったか悪い日だったかを記録しましょう。悪い日が良い日を上回るようになったら、それははっきりしたサインです。
- まだ楽しめることがあるか:日なたぼっこ、なでてもらうこと、あなたに会えてうれしそうにすること。これらがなくなったとき、残っているものは「この子のため」なのか「私たちのため」なのかを考えてみてください。
- 痛みのサイン:あえぎ呼吸、隠れる、背中を丸める、触られると怒る、動きたがらない。動物は言葉で痛みを伝えられません。
私たちは飼い主さんと一緒に 生活の質(QOL)評価 を行い、客観的な方法で一緒に状況を見ていきます。決断を急かすことは決してありません。
安楽死の流れ
- 診察室で行うことができます。静かな部屋と毛布をご用意します。
- まず鎮静剤を注射します。ペットはゆっくりとリラックスして眠りにつき、通常は数分かかります。この間、抱きしめたり、話しかけたりしていただけます。
- その後、麻酔薬を過量投与します。心拍と呼吸は数十秒以内に止まり、痛みも苦しみもありません。
- 獣医師が心拍の停止を確認します。その後に体がわずかに反射的に動いたり、呼吸のような音がしたりすることがありますが、これは正常なことです。
- 好きなだけそばにいてください。私たちが急かすことはありません。
最後まで付き添う、鎮静の段階だけ付き添う、あるいはその場にいない。どの選択にも正解・不正解はありません。
その後の手配
- 火葬:香港にはペットの火葬サービスがあり、個別火葬(遺骨をお返しする)と合同火葬(お返ししない)があります。情報の提供や業者への連絡のお手伝いができ、お迎えまで当院でお預かりすることも可能です。
- ご自宅へ連れて帰る:ご自身で手配されたい場合は、丁寧に包んでお渡しします。
- 思い出の品:足型や毛を残すことができます。私たちがお手伝いします。
費用
安楽死の費用には、鎮静、薬剤、獣医師の時間が含まれます。火葬は火葬業者が別途請求します。費用については事前にはっきりとご説明します。
残されたあなたへ
悲しみは自然なことで、その長さは人それぞれです。他にもペットがいる場合、その子たちも亡くなった子を探したり、数日間食欲がなくなったりすることがあります。必要なときはいつでも私たちにご相談いただくか、ペットロスのサポートサービスをご利用ください。