避妊・去勢のメリット

  • メス犬:子宮蓄膿症(避妊していないメス犬では中年期以降によくみられ、緊急疾患です)を予防し、乳腺腫瘍のリスクを下げます。半年に一度の発情出血や偽妊娠もなくなります。
  • オス犬:精巣腫瘍や前立腺肥大を予防し、マーキング、マウンティング、メス犬を追いかけて迷子になる行動を減らします。
  • 望まない妊娠や飼育放棄を減らします。

何歳で行うか

  • 小型犬・中型犬:生後6か月ごろ。
  • 大型犬・超大型犬:早すぎる避妊・去勢は一部の大型犬の関節トラブルとの関連が指摘されているため、骨や関節の発達が完了する 生後12〜18か月 まで待つことを通常おすすめしています。
  • 成犬は何歳でも手術可能です。術前に血液検査を行い、麻酔が安全にかけられることを確認します。

術前の準備

  1. ご予約後に術前検査を手配します。7歳以上、または病歴のある犬には血液検査をおすすめします。
  2. 手術前は 8〜12時間の絶食 が必要です。水は飲んでかまいません。
  3. 手術当日の朝は朝食を与えず、普段服用している薬があればお持ちください。

手術と麻酔

メス犬の避妊手術では卵巣と子宮を摘出し、オス犬の去勢手術では精巣を摘出します。全身麻酔下で行い、心拍、血中酸素、血圧、体温を全過程にわたりモニタリングしながら、静脈点滴も行います。ほとんどの犬は当日中に帰宅でき、その晩は少し眠そうにしますが、翌日には通常元気を取り戻します。

術後ケア

  • 抜糸または傷口のチェックまで、エリザベスカラーを 10〜14日間 しっかり着けてください。
  • 走る、跳ぶ、階段の上り下り、シャンプーは禁止です。散歩はリードを着けた短時間の排泄のみにしてください。
  • 傷口に赤みや腫れ、滲出液、縫合糸のゆるみがないか毎日確認しましょう。
  • 鎮痛薬と抗生物質(処方された場合)は時間どおりに与えてください。
  • 避妊・去勢後は必要カロリーが下がるため、食事量を約2割減らし、定期的に体重を測りましょう。
傷口からの出血、2回以上の嘔吐、極端な元気消失、24時間以上何も食べない、お腹の膨らみがみられた場合は、すぐに 2126 7440 までお電話ください。

費用

体重区分ごとの料金で、麻酔、モニタリング、手術、基本的な鎮痛薬が含まれます。ご予約時に書面でお見積もりをお渡しします。